自分が酷い目にあってなんとかリカバリー成功した時の記録です。
まずメモリーが異常だ!写真が読めない!エラーメッセージが出るなど異変に気がつきます。
絶対にしてはいけない事
- 絶対にメモリに撮影してはいけない。試しの1枚でもダメです。上書きが一番危険です。
私は過去にキャノンとニコンと富士フィルムとペンタックスの中級機からプロ機でさえもメモリートラブルを体験しました。
メモリが物理的に壊れたことがあります。(バラバラとカバーが壊れたので偽物だったのか?)
メモリカードが高価だった頃に問題になっていた模造品だった可能性もあります。
それ以外は全てデータ復旧に成功しました。
(ただしデジカメが記録エラーしたカットだけは救えません。元々正常なデータの記録が存在しないので)
以下は間違ってやっても意外と問題ないことです。
- フォーマット(簡易フォーマット)をしても復旧は可能なことが多い。間違ってフォーマットしてもまだ慌てないで。
- カメラを疑って複数のカメラにメモリを出し入れしても大丈夫なことが多い。(違うメーカーでも)
その2は複数のメーカーで実際に経験しました。
「読めません」など各種エラーが出て慌てるのですが、メモリの再挿入や別のカメラに入れてみると何事も無いように読めることがあります。
カメラメーカーによってディレクトリ名や記録方法など違います。
メモリが壊れていない場合:ソフト的なエラーの場合はこちらの記事から復旧できる可能性があります。
カメラの信頼性
(1)デジタルカメラの物理的な撮影データ保護の対策方法
デジタルになっても相変わらずフィルムのような問題はあります。
当たり前すぎて驚かれることですが、「撮影した写真を無くさないこと」は大事です。
こんな話は普通はまず聞いたこと無いと思いますが、私は実際に取引先から聞いたことがあります。
「撮影を依頼したが業者から納品できる写真は一枚も無いと言われた」という事態です。
これが「撮影ミス」ではない状況なのです。
1日人員と予算をかけて撮ったものの「完全にデータを失った」様子です。
私はそれより以前から「同時バックアップ」の対策をしています。
じつは探せば方法はあるのです。
もちろん純粋に保険目的の機材予算が追加されます。
仕事内容(品質)が良くなるわけでもないし、撮影作業が楽になるわけでもないです。
私の場合、カメラマンの他にゲーム会社クリエイターなどの経験があるので、
データ喪失のリスク認識は常識でした。
個人のPCでも無停電装置を使っていたし、どこの会社でも当たり前にデータ保全マネージメントしていました。
物は「壊れるのが当たり前」なんです。どんなに高いパソコンでもカメラでも故障します。
でも知的資産で食べてる会社にとって開発中のリソースは最も高価な資産です。
それに比べたらパソコンなんか文房具くらいのものです。
クライアントによっても要求内容が変わることもありますが、データに関しては顧客の資産なので以下のようなことを気遣います。
1、内容の秘密保持(守秘義務、流出防止)
2、撮影に失敗しないこと(プロなので当然撮れます)
3、データ保全。納品前のデータを事故で無くさないこと(不可抗力の障害にもある程度の対応力)
3のデータ保全についてはフィルム時代から気を使っています。
フィルム時代はお金もかかっていたのでまず半分をプロ用の現像所に出します。
半分は手元に保管しておくわけです。
自分がミスしなくても現像所でも確立で事故は起こります。(かなり昔に経験済みです)
この世の中に完璧はありませんが「対策」はあります。
デジタルの場合は撮影しながら同時に「コピー」ができます。
撮影した写真データを守る。メモリーカードエラーやハードの故障による画像ファイル事故対策
同時バックアップできる装置を使います。
これでもカメラ本体が故障します。
それで撮影の中断はできないので、予備カメラもいつも持っています。
ソフト的なエラーの場合はこちらの記事から復旧できる可能性があります。