無料アップデートしなかったので諦めていたが
マイクロソフト社(Microsoft)は以前はWindows7からWindows 10へ無料アップグレードを推奨してた。
今回は思い切って試してみた。
アップデートは予想より簡単だった。
これまでに4台無料アップデートして全て成功した
とりあえず手持ちの4台。家庭用とリモート業務用。
- デルのタワー型1台(システム メモリー(RAM)16ギガバイト)
- デルのノートパソコン2台(システム メモリー(RAM)8ギガバイト)
- 東芝のノートパソコン1台(システム メモリー(RAM)4ギガバイト)
【推奨】アップグレードする前にパソコンを確認すること
- パソコンの搭載メモリ(RAM)は4GB(4ギガバイト)で問題なかった。
- より余裕のある8GBと16ギガバイトでも実行したが、所要時間は大きく変わらない印象だった。(メモリの大きさよりドライブ書き換えの速度に依存する様子)
【推奨】データはすべて消えるのでバックアップすること
OSアップグレードするとドライブの内容は丸ごとすべて消える。
この作業は後戻りできない。
したがって先にバックアップを取ることが大事。
何が大事かは人によって違うので下調べも必要。
ここが分からない人はアップグレードは強くお勧めできない。
成功しても個人的なデータを無くして困るのでは本末転倒だから。
【一番簡単】パソコンをネットで即アップグレードする方法
以下のマイクロソフト公式サイトに行く。
Windows 10 のダウンロード
そこで「今すぐアップデート」を選ぶ。
【備考】たしかに一番早くて簡単な方法である。
しかし、万一失敗するとパソコンが起動不能になるリスクがある。
ほとんどの古いパソコンはメーカーのサポート終了してるはず。
そこでこの記事では、手間は増えても安全対策を取る方法も以下に紹介している。
このページでの「失敗」とはパソコンが使えない状態になること。
現実にはよくある話なので、最も簡単な方法のトラブルには注意。
【方法その2】USBメモリを使ってアップグレードする方法
- USBメモリを1本用意して初期化して空にする
- USBメモリの容量は8ギガバイト以上あれば大丈夫だった
- アップグレードされる起動ドライブは「使用中のWindows7」と「新規SSD」の両方で試してどちらでも成功した
以下のマイクロソフト公式サイトに行く。
Windows 10 のダウンロード
そこで「今すぐアップデート」を選ぶ。
そしてUSBフラッシュドライブでインストールメディアを作る。
Microsoft 公式サイトに移動する
以下のMicrosoft 公式サイトより
ツールを今すぐダウンロード
を選んでまず1個の小さなファイルがダウンロードされる。
まずは実行ファイルがパソコンにダウンロードされるので、
このファイルを実行して、
「USBメモリからインストールする」メニューを選ぶ。
あとは流れ通りにメモリを刺して自動コピーされるのを待つ。
完了したらパソコンを終了する。
USBメモリからパソコンを起動する
電源オフの状態でUSBメモリを刺す。
そしてパソコンを起動する。
この方法はご存知だろうか?
ふだんは起動ドライブからスタートするので、
そのままでも起動するパソコンと起動不能になるパソコンの二つがある。
起動せずに短い英文が出た場合は起動ドライブが無いことをメッセージしてると思う。
パソコンのメーカーにもよるがファンクションの「F2」か「F12」などのキーを押しながら電源を入れる。
このヒントは一瞬画面にも表示される。
キーの押し方もちょっとコツが有るので電源も何度ややり直すかもしれない。
ここで出る普段と違う画面をBIOS(バイオス)という。
ここで起動ドライブをUSBメモリに変更する。
【もしも起動不能の場合】機種によって表示が違うが、起動ドライブを選ぶ
この表示が日本語か英語かはパソコンの機種による。
言語を設定できる場合もある。
目的は、ここで起動ドライブ(Boot Drive)をUSBに指定すること。
できたらパソコンを終了して再起動する。
うまく行っている場合は、勝手にWindows10のインストール画面に進む。
スムーズであれば、このままパソコン画面の言う通りに進めれば完了する。
つまづくとしたら、後述の「認証作業」くらいだと思う。
うまく行くときはこの認証作業もスルーして完了する。
【参考】この環境でやってみた
- Windows 7のリカバリーディスク(DVD)は持ってない。
- 正規ライセンスのパソコンのアップグレード。
- デルコンピューターのノートPCとタワー型と東芝のノートPC。
- 新品購入と中古購入のパソコンがあるがすべてアップデートできた。
(無料アップグレード該当PCであれば可能みたい) - インターネットだけでアップデートできた。
- 起動ディスク(Windows画面から)アップデートを実行して成功した。
- 起動用のUSBメモリを作ってクリーンインストールも試して成功した。さらにWindows 10インストールメディアもマイクロソフト公式サイトで作れる。
認証で失敗したこと、ミスしやすいこと
最後に実行したのは東芝製のノートパソコン1台をWindows10にアップグレードした。
こちらは新品で購入したもので購入時はWindows7の64Bitモデルだった。
HDDが遅いので上記の方法でUSBメモリから起動してSSDにクリーンインストールしてみた。
ところが今回はライセンス認証ができない。
いままでは要求されたことさえない。
この場合は、画面右下に常時薄い文字で表示される「認証作業が必要です」の部分からクリックしていくと認証画面に入れるはず。
パソコン裏面のシールを確認する時の注意
この長いライセンス番号を入れていく。
ハイフォンの区切りは無視して良い。勝手に区切ってくれる。
英文字と数字が混じっていて比較的見分けにくい書体である。
「認証できませんから正しいキーを入手して」とメッセージで言われる場合は、たぶん数字とアルファベットを間違えてる。
長年Windows使っているけど、この勘違いはいろんな場所で見た。
だいたい見てあげると同じ読み違いをしていた。
Bと8の入れ違いとか。
認証を要求されるがシールの番号を打ち込んでも失敗する。
どうしたことか?
念の為に、数字とアルファベットの間違いを疑いましょう。
パソコンは間違いは指摘してくれない。
ここからは、パソコン部品の交換ができる人向け
実際にやってみて良かったこと
- 光学ドライブも USB メモリも不要だった。
- Microsoft のライセンス認証作業も不要だった。
- マウス操作だけで出来た。(Windowsコマンドプロンプトを使わない)
- Windows7 は起動ドライブをクローンすることで保険として残せた。
- 思ったよりも時間もかからず一度もストップするトラブルがなかった
- PC にインストールできる OS メディア(イメージファイル)を同時に作成できた。
以前の起動ディスクをキープするアップグレードの流れ
パソコンの簡単な部品交換、たとえばメモリ増設やカード類やドライブの交換などが自分で出来る人は
以下の方法がお勧め。
どうせハードディスクではWindows10は快適に使えないからSSDへの交換は必要。
そして、もし失敗した場合はとりあえずWindows7に戻して使えるから。
- 【準備】元の起動ドライブ(Cドライブ)はそのまま。それ以外のドライブ(USB接続も含めて)を全て物理的に外す。
- 【準備】新しいドライブ(SSD)を用意。(SSDとは)
パソコンとこのSSDを外部ドライブとして接続する。
(USB接続であればケースやケーブルが必要。私はデスクトップPCではケーブル接続、ノートPCでは増設ベイを使った。) - 【Windows7をクローンする】元のWindows 7起動ドライブをクローン(複製)する。(方法は次のステップ)
- (2021年11月確認済み)無料のディスク・クローンは【macrium reflect free edition】でできる。
通常のWindowsの画面上で操作できる。普通にWindows起動してる状態でCドライブを完全クローン出来る!だから簡単。(起動セクタMBRからパーティションまで丸ごとOK。起動ドライブがコピーできるなんて昔よりもずっと便利。)
【以下の赤いアンダーライン部分を一部変更しました。】
【変更点】「EaseUS Partition Master」は有料版が必要。「クローン機能」が有料版に変更になった様子【課金しないとディスク・クローンはできない。】 - 【ドライブの交換】元のドライブとクローンした新しいドライブを入れ替える。
- 【ドライブの交換】元のドライブは取り外して保管するだけ(もう使わない)。
その理由はパソコンが動かない時の保険としてWindows 7に戻せるから。 - 【ドライブの交換】クローンした新しいドライブをパソコンに内蔵して起動する。
またWindows7の状態だが、今からWindows 10にする。 - 【ここからアップデート作業】Microsoft 公式サイトよりMediaCreationTool のダウンロード
- 「PC への Windows 10 のインストールをご希望ですか?」から進んで作業した。
必ず該当するPCでアクセスすること。スマホからアクセスするとイメージファイルの画面しか出ないと思う。 - 現在起動中の新しい C ドライブをそのまま上書きインストールする流れでやった。
- 万一失敗してもすでに保管してある元のドライブを戻せばいいだけ。実際にはノートラブルで一発で成功した。
ここまでの作業が成功したら、元のWindows 7のドライブが残る
これはアップデートに失敗した時の保険のために残しているだけ。
私はWindows7環境が必要になった時のために保管してるけど、外付けケースに入れてデータ保存用にするとか用途はいろいろある。
今回はスムーズだったけどアップデートをやり直しになった経験が何度もある。
すぐ新品パソコンを買うつもりなら良いけど、仕事柄環境の保存を重視するならこの方法を推奨してる。
【参考】Windows10パッケージ販売
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マイクロソフトが販売するパッケージ板です。
【参考】「SSD」とはこのような製品
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キオクシア(KIOXIA)は元は「東芝メモリ株式会社」です。
アップグレード後の使い心地など
その後のOSに関してはまったくトラブルもない。
しかし、一部のアプリケーションではアクティベーションがキャンセルされたのがあった。
これはアプリを使う時に試用中ステータスになっているのに気づいた。
クローンドライブでもハードウェア差異を見分けているようで再アクティベーションが必要だった。
アクティベーションの重複扱いはされていないようだけど回数にカウントされるのか等は不明。
SSDは信頼性のあるメーカーの安いモデルを複数買う方法。
昔から一つのかごにすべての卵を盛らずに分散している。
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